祇園祭(12日曳き初め、14日ちまき販売)

 

12日、曳き初め。

山鉾巡行(17日)を控え、巨大な鉾を試し引きする「曳き初め」がありました。おはやしの音と「エンヤラヤー」の掛け声が会社まで聞こえていました。

14日、厄除け粽(ちまき)の販売の日。

朝から購入希望の人で行列ができています。ちまきのご利益や種類には厄除けや山鉾どくじのものがあります。長刀鉾は厄除け、疫病除けです。

ちまきなどを購入すると山鉾に搭乗・拝観できる場合があります。ただ長刀鉾なぎなたほこ)・放下鉾(ほうかほこ)は女人禁制で、女性は搭乗することはできません。




 

真木を建てる

真木に榊をはじめ赤熊(しゃぐま)、天王台、天王人形等の飾りつけをし

長刀鉾の場合は鉾頭にキラリと光る長刀を取り付けます。

真木の長さは21.8m、ビルでいうと8階建ての高さになります。

その真木を櫓に差し込んだら真木を支える木を4本取り付けて

いよいよ櫓を起こします。

 

真木

 

祇園祭(長刀鉾の鉾建て)

長刀鉾では、7月10日「清祓(きよはらい)の儀」の後、「鉾建て」が始まりました。

朝10時ころ

12時半ころ

15時ころ

(雨が降ってきたので幌がかかって全部は見えなかったのですが、着々と進んでいます)

7月12日撮影

 

1本の釘も使わない「縄がらみ」という独特の方法で組み立てられます。縄がらみは口伝えで継承されてきた伝統の技だそうです。

祇園祭に向けていつも見る風景が少しずつ変わってきています。ワクワクします。

くじ取り式

7月2日祇園祭山鉾巡行の順番を決める「くじ取り式」が

京都市議会場で行われ、くじ取らずで先頭を行く長刀鉾に続く山一番は

山伏山(やまぶしやま)に決まりました。

山伏山


今年は13基がくじを引き、山伏山は一番最後に引いたくじが

「山一番」でまさに残り福となりました。

 

 

 

 

愛宕神社 千日詣で

京都市北西部にある標高924メートルの愛宕山の山頂に「愛宕神社」があります。

全国約900社からなる愛宕神社の総本社で「火伏の神」として信仰を集めます。

3歳までの子供が参ると。その子は一生火難から免れる得を得るといわれていて、子ども連れの参拝者も多いです。約4キロの登山道(表参道)を登ってお参りします。慣れていないと少し辛いかも?と思う道ですが、私が参拝した日も子供連れのご家族に何組もすれ違いました。

「千日詣」正式には「日通夜祭(せんにちつうやさい)」

7月31日夜から8月31日早朝にかけて参拝すると千日分のご利益があるとされ、その日は表参道には灯りがともされており、毎年数万人の参拝者で境内参道が埋め尽くされます。

「おのぼりやす」「おくだりやす」表参道を上がってくる人、降りてくる人がお互いの労をねぎらって声を掛け合います。