火床 (大文字山)

京都の夏の名物「大文字焼き」。

「火床」によって火を灯し、文字(絵)をつくっています。

江戸時代の初めころは山肌に杭を打って松明を刺して点火をしていていましたが、現在は長い大谷石を2本平場に置き、松割木を井桁上に高く積み上げて松明で点火しています。(鳥居形は昔の方法を継続しているそうです。)

 

銀閣寺の裏山が「大」の文字にあたる山で、火床まで一時間程度、それほど大掛かりな装備なく登れるので学校行事等で上っている人など(小学生)も多く見かけます。

京都市内が一望できます。

 

 

銀閣寺 (東山慈照寺)

先日、金閣寺に行ったときに、「金閣寺を見たなら、銀閣寺も」と話していたので、有言実行してきました。

銀閣寺の正式名は東山慈照寺(じしょうじ)。観音殿が「銀閣」と呼ばれています。金閣寺室町幕府三代将軍の足利義満銀閣寺は室町幕府八代将軍の足利義政が別荘として創建。遺言により、死後は禅寺として使用されたとのことです。

 (銀閣寺の屋根にも鳳凰)

 

昨日の気温は30度越え。

参道にあるお店で食べたソフトクリームがとても美味しかったです。

 

平野神社

北野天満宮から歩いてすぐの場所に 平野神社 があります。

794年の平安京遷都の際に平城京から遷座したとされた神社だそうです。

桜の名所でもあり、多くの種類が植わっていて、平野神社発祥の品種もあるそうです。

江戸時代から夜桜が庶民に解放されていたとか…今でも「平野の夜桜」として地元の人に人気だそうです。来年は桜の時期に是非行ってみたいと思います。

(北野天満宮から金閣寺に向かう途中に平野神社があります。徒歩で歩いて回れる距離です。)

葵祭(京都三大祭り)

京都三大祭りの一つである「葵祭」、5月16日に4年ぶりに開催されました。

平安時代の衣装を着た約500人が京都市内の約8キロを練り歩きます。

(見に行けなかったので、過去の写真を引用)

 

葵祭の起源は1400年前だそうです。

悪天候により作物が育たない時期が続き、その原因が賀茂神の祟りであるとされました。そこで賀茂の神の祭礼として駆競(かけくらべ)などを行った結果、天候が回復したことがはじまりだそうです。

 

北野天満宮 と 史跡御土居

菅原道真公を御祭神としておまつりする全国の天満宮・天神社の総本社だそうです。

入試合格、学業成就を願う絵馬がたくさんありました。全国から訪ねてこられています。

昔、豊臣秀吉公が外敵の襲来に備える防塁や川の氾濫から支柱を守る堤防として、京都の中心を取り囲むかう形で総延長約23キロにわたって築かれた土塁がありました。江戸時代以降少しずつ解体され、今では史跡に指定された数か所でしか見ることができないそうですが、北野天満宮西側には当時の様相を色濃く残っています。

「史跡御土居」として梅や紅葉の名所で多くの人が訪ねる場所になっています。

今の時期は青もみじが楽しめます。

 

(追記)5月13日、タモリさんが街の歴史や人々の暮らしを紹介する番組で「京都・東寺」の案内をされてたのですが、その中で「御土居」の話が出てきました。番組を見ておられたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。私もとても勉強になりました。

 

おばんざい

日々、何の気なしに食べている常の日のおかずのことを、京都では「おばんざい」といいます。四季折々の京野菜を中心とした旬の食材や観物を使い、

お金はかけず

手間はかける

使いまわしの工夫が凝らされた料理です。

京の台所 / 錦市場にある「おばんざい料理」のお店で、朝食を頂きました。色鮮やかで目にも嬉しいお膳でした。外国からの観光客さんで店内は満席、待ちの列もできていました。