京都の夏の名物「大文字焼き」。
「火床」によって火を灯し、文字(絵)をつくっています。
江戸時代の初めころは山肌に杭を打って松明を刺して点火をしていていましたが、現在は長い大谷石を2本平場に置き、松割木を井桁上に高く積み上げて松明で点火しています。(鳥居形は昔の方法を継続しているそうです。)
銀閣寺の裏山が「大」の文字にあたる山で、火床まで一時間程度、それほど大掛かりな装備なく登れるので学校行事等で上っている人など(小学生)も多く見かけます。
京都市内が一望できます。
菅原道真公を御祭神としておまつりする全国の天満宮・天神社の総本社だそうです。
入試合格、学業成就を願う絵馬がたくさんありました。全国から訪ねてこられています。
昔、豊臣秀吉公が外敵の襲来に備える防塁や川の氾濫から支柱を守る堤防として、京都の中心を取り囲むかう形で総延長約23キロにわたって築かれた土塁がありました。江戸時代以降少しずつ解体され、今では史跡に指定された数か所でしか見ることができないそうですが、北野天満宮西側には当時の様相を色濃く残っています。
「史跡御土居」として梅や紅葉の名所で多くの人が訪ねる場所になっています。
今の時期は青もみじが楽しめます。
(追記)5月13日、タモリさんが街の歴史や人々の暮らしを紹介する番組で「京都・東寺」の案内をされてたのですが、その中で「御土居」の話が出てきました。番組を見ておられたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。私もとても勉強になりました。